ワシントンDCで独立記念日を過ごす場合、最大のイベントといえばこの花火かもしれません。
遠くからのんびりと見物するのも良いのですが、お薦めは、やはり「現場」で見ることです。
数万人の人と一緒に、お祭り騒ぎで見るアメリカの派手な花火は、
自分が独立記念日とはあまり関係の無い日本人だということなど、
どうでもよくなってしまうくらい楽しいものです。
是非一度は、お腹に響く爆音と共に、花火の下でこの夜を過ごしてみて下さい。
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コツ
- 花火が打ち上がり始めるのは21時10分くらいです(年によって異なりますが約20分間)。
- 現地に行って陣取るには、遅くとも18時には到着していましょう。
この時間でも、最高の場所はすでにかなり込み合っています。
直前に到着しようとしても、人垣で動けず、良い場所には近づけません。
狙い目は、バレーボールをやっている集団が毎年いますから、そのコートの脇を取りましょう。
混みあってくるとバレーボール集団はプレーを終えますので、
そこをすかさずコートの中に入り、陣取ります。
この方法であれば、10人くらいのメンバーで行っても比較的広くて良い場所が取れます。
しかし、数回はバレーボールの流れ玉に当たりながら待つ覚悟が必要です。
- リンカーン記念堂の前も良いスポットですが、下がコンクリートや石ですから、待つには辛いです。
- 水分はしっかり採りましょう。
飲みすぎてトイレが近くなっても、水分は十分に取って下さい。
仮設トイレが沢山並んでいますが、周囲が暗くなったら中は真っ暗。
しかも、花火の終わった後では溢れているトイレまであります。(アルコール飲料が禁止になってからは多少良くなりました)
日が暮れる前に必ず行っておきましょう。
帰り道に、近くのホテルのロビーにあるトイレを借りちゃおうという発想は期待できません。
この日は宿泊客しかロビーに入れない場合があります。(近くのマリオットなど入れてくれません)
周囲のレストランも同じ発想の客で込み合います。
- 風向きによっては花火のカスが降ってくることがあります。
コンタクトレンズの方は、この日はメガネにしたほうが良いかもしれません。
- 車で行こうと考えてはいけません。駐車するところもなければ、帰りは渋滞で動きません。
- 地下鉄の駅もかなり混み合いますが、しばらく待っていれば乗れます。
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用意するもの
- ビニールシート
これはCVSやハードウエアのお店などで売っている「Drop
Cloth」が便利です。壁のペンキを塗ったりする際に床に敷く、大きいけれど薄いビニールシートです。コンパクトで軽いのでお薦め。
大きいので半分に折って敷きます。これでクィーン・サイズのベッド・シーツくらいの大きさになります。
半分に折っておくと良い点は、もし雨が降った場合に、この間に潜り込んで雨を凌げるためです。
(この季節、夕立が多いです)
- フラット・シーツ
ベッドのシーツです。毎年、夕方とはいえ、炎天下で待つので汗をかきます。ビニールの上に直接座るのは気持が悪いので、その上に敷きます。
芝生がすでに湿っていることが多いので、ビニールシートと併用しましょう。
- 飲み物
とにかく毎年暑いので、飲み物は絶対に必要です。アルコール類は禁止です。
前夜から水のボトルや麦茶などを凍らせて、思ったよりも多く持って行くことをお勧めします。
- 日に焼きたくない方は、日焼け止めローションと帽子、日傘。
(お子様には帽子は絶対に必要です)
- 懐中電灯
仮設トイレに暗くなってから入る場合に。
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注意
- とにかく炎天下と高湿度の中、長時間を過ごすので、お子様の体調管理には気をつけて下さい。
木陰は少なく、早く取られてしまいます。
乳幼児の同行はお止めになられたほうがいいです。
- 小雨程度であれば決行してしまいますが、花火の前に、雷が接近してくるようですと、
モールからの退避勧告がなされる場合があります。
スマートフォンをお持ちの方は、天気アプリをインストールして、ドップラーレーダーをチェックされることをお勧めします。
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